茎レタス (stem lettuce, Celtuce) は中国原産の、キク科アキノノゲシ属チシャの一品種Lactuca sativa var. augustanaで、野菜として利用される。乾燥させたものは山クラゲと呼ばれる。さまざまな呼び名があり、ステムレタス、アスパラガスレタス、茎チシャ、チシャトウ、貢菜、皇帝菜などとも呼ばれる。葉の部分も食べられるが、基本的に茎の部分を食す。茎を細く裂いて乾物としたものが山クラゲと呼ばれ、調理の際は、水でもどしてから利用する。歯ごたえがクラゲに似ていることから山クラゲと呼ばれるようになった。山クラゲは炒め物、和え物、煮物または漬物などに利用され、乾燥していない収穫すぐのものも葉はサラダに、湯通しした茎はサラダや炒め物の食材として用いることができる。日本における生産量はそれほど多くなく、山クラゲの漬物などはほぼ中国産を輸入したものであると言われる。
ステムレタス – Wikipedia
レタスは地中海沿岸が原産地。
茎レタスは中国で多く食されており一般的な野菜ですが、中国の東北地方ではあまり食されていません。
茎レタスを乾燥させたものは山クラゲ?
茎レタスの別名に貢菜がありますが、茎レタスと貢菜は別の野菜で、山クラゲは貢菜を乾燥させたものです。
茎レタスは山クラゲの原料と言われたりしますが、正確には間違いです。
茎レタスの味、栄養価、効能
茎レタスは、葉も食べられますが、メインは茎を食べます。茎はシャキシャキとした食感とほのかな苦味があり、皮を剥いてサラダや炒め物、おひたしなどにしていただきます。
茎レタスの苦味は消化酵素の分泌を刺激し、食欲を増進させます。その苦味のもととなる乳液(Lac)は、胃液、消化腺の分泌と胆汁の分泌を強めることができ、それによって各消化器官の機能を促進し、特に消化機能が低下し、消化管の酸性が低下で便秘している人に良いとされ、消化管内の老廃物を消化・処理するのを助けてくれます。茎レタスは美容や老化にもとても良く、血糖値のコントロールに効果的なビタミンB3が豊富に含まれています。
栄養成分
タンパク質 1g |
炭水化物 2.8g |
ナトリウム 36mg |
リン 48mg |
カルシウム 23mg |
鉄 0.9mg |
亜鉛 0.33mg |
ビタミンA 25μg |
ビタミンB(リボキサン) 0.02mg |
ビタミンC(アスコルビン酸) 4mg |
エネルギー 15kcal |
脂肪 0.1g |
不溶性食物繊維 0.6g |
マグネシウム 19mg |
カリウム 212mg |
マンガン 0.19mg |
銅 0.07mg |
セレン 0.59μg |
ビタミンB1(チミン素) 0.02mg |
ニコチン酸(ニコチンアミド) 0.05mg |
ビタミンE 0.19mg |
効能
【帰経】:胃、大腸
【効能】:五臓に効く。経脈を通じて、胃熱を鎮め、熱を下げ、利尿作用がある。
[適合]:糖尿病、高血圧、冠状動脈硬化症、肥満、癌、小便が悪い、尿血、水腫、産後の乳不足、鉄分欠乏性貧血
[NG]:生理、痛風、眼病、下痢
茎レタスのレシピ
茎レタスは、炒めても美味しいてすが、鍋の具材や漬物としても美味しく食べられます。